バレンタイングラノーラ for 2017

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頬にあたるは吹きすさぶ冷たい風。
雪が舞った大寒の候、バレンタイングラノーラが完成しました。
毎年、誰かと誰かの想いを繋ぐお手伝いができて嬉しいです。

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この季節だけのとびきりスウィートなグラノーラは、駒沢のショコラトリー『xocol (ショコル)』さんとの出会いからつづく、心ときめくバレンタイングラノーラ。今年は《 xocolさんの自家製カカオニブ × ココアパウダー × フランスの老舗チョコレートメーカー”ヴァローナ”のチョコレート 》の、ずばり!カカオ三重奏でお届けします。
※ xocolさんの自家製カカオニブに受けた衝撃は、過去のFRUCTUSブログより「バレンタイングラノーラとカカオの秘密。」をご覧ください。

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カカオ・カカオ・カカオ!といえど店頭やオンラインで販売しているカカオグラノーラとは違う、色味も香りもマイルドな優しいムードのグラノーラ。その優しさの秘密は、配合量が1.5倍になったココアパウダーでしょうか。魅惑的なカカオの中にどこか懐かしさを感じる優しい味。人に例えるなら芯もあるが慎ましさもあるいい女。はっきり意見は言うけど普段は見守ってるよ。みたいな…。

ナッツも加えグラノーラを焼き上げ、きゅうんとしちゃう甘い香りが漂うところへカカオ三重奏の仕上げ。そう、ヴァローナ社のチョコレートをごろりと入れちゃいます。さらに、手作業でひとつひとつドライにされた福岡県産あまおういちごを添えてぱぁっと華やかに。甘酸っぱいドライいちごがこれまたカカオスリー(カカオ・カカオ・カカオ!)との相性抜群なのです。

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今回のバレンタイングラノーラはミルクをかけていただくのがベストかも。
(もちろんそのままぽりぽりもおいしいですよ〜!)
口いっぱいに広がるのはミルクに溶けていくカカオのまっすぐなまなざし。
胸いっぱいに感じるそこはかとない穏やかな幸せ。

なかなか素直になれない心の中の柔らかいところが奏で紡ぐ美しい言葉とともに
想いを寄せるあの人へ贈りませんか?
※ 今回のSeasonal Editionはグラム数が100gになっております。
ご友人さまへの友チョコや、ご自身へのご褒美としてもぜひどうぞ。

【Seasonal Edition】
♡バレンタイングラノーラ 購入はこちらから
100g 920円(税込994円)/限定生産につき完売次第終了

「明けましてグラノーラ」!

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毎年FRUTUSの一発目の新作は、抹茶グラノーラがお決まりです。
年に一度の和テイストを心待ちにしてくださるお客様、一年間お待たせしました。

今年は抹茶のセレクトにご注目を!
鹿児島にある“スペシャルグリーンティー”専門店の『すすむ屋 茶店』さんとコラボレーションし、風味豊かな抹茶グラノーラを作り上げました。抹茶といい、トッピングといい、例年とはまた別物のスペシャルな味に仕上がっています(今年は力はいっている!)。
新作の中身をお伝えする前に、コラボパートナーである『すすむ屋 茶店』さんに会いに、オーナーと鹿児島へ訪れました。
まずは、その様子をご覧ください。

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『すすむ屋 茶店』さんの本店があるのは、JR鹿児島中央駅から徒歩10分程度の場所。
東京には東京自由が丘に2号店がありますね。
駅から歩いていると、オーナーが「東京なら千駄ヶ谷的な住宅地にあるよね」と言っていました。住宅街なんだけど、少しずつ点々とオシャレな店ができてきてる感じ。ふむ、なるほどね。

お店の外観、潔くてかっこいいです。
自家焙煎茶のセレクトショップということで緑茶やほうじ茶、紅茶まで、いろんな種類の茶葉を選べるので、テイクアウトしたり、ゆっくりイートインもできます。まさに「お茶しにいく」という言葉がぴったり。

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ぜんざいに付いている緑茶をゴクリ。
とっても茶葉の風味が濃くて、苦味も甘味も深く広がりのある味です。
お茶と言うのはこういうことか、と思い知らされるような確固たる主張と、お茶請け(ぜんざい)を引き立たせる包容力があります。
ふぅ〜、深呼吸、深呼吸。

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店主の新原さんご夫妻にもご挨拶を。
旦那さんは気さくでハキハキと気持ちがいい方。いろいろお話を聞かせてくださって、お店のことも教えてくれました。

『すすむ屋』さんは、曾じいさまの代から製造の卸売り業者としてお茶屋を始められて、ここはおばあさまがやっていたお店だったそうです。一旦店を閉じ、長年使われていなかったこの空間を、4年前に新原さんが街のお茶屋さんとして再生させたのでした。

鹿児島のお茶業界ではレジェンド的存在。外観・内観も古き良きムード、だけど窓ガラスに「創業平成二十四年」と書かれていたのは、こういうことだったんですね。

自社で茶葉をセレクトし焙煎も行っているからこそ、一つひとつにしっかり個性があって、どれも安定して美味しい。
新原さんは「特別感ではなく、普通に立ち寄って美味しいお茶を飲める。サクッと飲むスタンド的使い方もいいし、イートインで寛ぐことも」と話します。
今まではブレンドの茶葉が主役だったけれど、10年前に単一農園の単一品種を取り扱うように。ワインやコーヒーと同じスタイルだと聞けば、わかりやすいですよね。

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今回コラボするグラノーラで使う抹茶について。
鹿児島はお茶の製造業が盛んで、煎茶の栽培も最高峰だけど、実は抹茶に関してはあまり育てていないそう(おそらく気候的なもので)。だから、すすむ屋さんは京都産の抹茶を使われています。石臼でゴリゴリと挽いた、とびきり芳醇で最高品質の抹茶。FRUCTUSで使わせてもらう抹茶もそう。グラノーラの生地に織り交ぜて焼くので、色と香りが飛びにくく濃いめなければなりません。いくつかの種類を試させてもらって、その条件を満たす抹茶をセレクトさせてもらいました。

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ち、な、み、に、
コラボにあたり、梱包箱とラベルをこれまた鹿児島のデザインオフィス『Judd.』さんにお願いしました!
Judd.の清水さんは、以前からオーナーと親しい仲というわけで、新原さんとともに事務所にて打合せを。
鹿児島は私たちも大好きな街。今回のコラボグラ、仕上がりが楽しみです!

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桜島のド〜ンとした写真は、こちらのオフィスの屋上で見たもの。
雄大な佇まい、灰色のカッコよさ、山と海と街との融合にしばし見とれる私たち。
こんな風に新年も清々しい快晴で迎えたいものです。

さーてさて、福岡は薬院の加工所に戻り、新春グラノーラの製造を始めます。

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今回の主役、すすむ屋さんの抹茶。
そして、名脇役のクコの実と黒しぼり豆。
和テイストのグレードがうんと上がって、色合いも素敵。

当初、トッピングは甘納豆の案もあったんですが、甘納豆のしっとり感とグラノーラのカリッと感のコンビより、この黒しぼり豆の方がベストマッチだったので「採用!」。表面はサラサラしていて、大粒ならではの中のほっくり感が美味しいのです。

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抹茶は渋味が強いから、優しい甘さを乗せるためにブラウンシュガーと蜂蜜をたっぷり使っています。
見てくださいよぅ、抹茶の量の惜しみなさったら…! 抹茶好きにはたまらない光景です。

お正月の餅つきの準備のように、せっせと生地を交ぜ、和え込み、生地をつくっていきます。
蜂蜜が絡んでいるのもあって、焼く前はテリテリした感じ。
それが焼いた後は、カリッとポリッと香ばしい食感に。
抹茶の緑と、クコの実の赤の配色がとってもキレイ!
赤い小ちゃなクコの実は、美容効果が高いとか。新年早々、縁起がいい♡

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風味と香りは抹茶全開!
噛むほどに芳醇な抹茶の味が広がって、あとから優しい甘さがキュンと馴染みます。
ナッツもたくさん入っているから、食べ出したらもう止まらなくて、ず〜っとポリポリポリ。

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最後に残る粉状の生地。
よく袋の下に残ってしまいますよね。
これをホットミルクに溶かして飲んだら美味しいんじゃないかしら…♡
抹茶グラノーラの贅沢な味を、最後の一口までた〜んとお召し上がりください。

webは本日から発売開始です!
みなさんにとって輝かしい新年の始まりとなりますよう、最高の抹茶グラノーラとともにお祈り申し上げます。

2017年もどうぞ宜しくお願い致します!

【Seasonal Edition】
新春グラノーラ 購入はこちらから
内容量 180g 価格 1,300円(税込1,404円) /限定生産につき完売次第終了

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2017年1月12日に松屋銀座店 FRUCTUS は閉店します。今までありがとうございました。東京での購入が可能な店舗はまた追ってお知らせします。

1月12日までご来店のお客様でブログ、インスタグラムを見たとお伝え頂ければ 80gのグラノーラをサービスさせて頂きます。